東武9000系は1981年から製造された東武の通勤電車。
東武鉄道では初めて車体材料をステンレスにした系列である。
81年の量産先行から6年を経て1987年から量産車が製造された。

第7編成までがコルゲート外板を、第8編成また50番台がビートプレス外板となった。


ここでは9000型を0番台、派生型の9050型を50番台として説明いたします。


前面は非対称デザインとされ、縁取りを付けたおおっぴらな、当時の通勤電車らしいデザインである。
50番台も少々変更はあるようだが瓜二つと言った感じで見分けがつかない。
コルゲート車体はよくある昔のステンレス車両と言った雰囲気があり、今となってはごつい印象が目立ちます(笑)。


内装は白と青の配色。白は壁で青は床面。青というよりは空色に緑を足したような色です。ちょうど京急の初代1000形などの内装テーマに似てます。
こちらは座席はグリーン。製造当初はオレンジ色をしていて後にグリーン色のモケットに換装されたようです。
オレンジのほうが白青テーマにアクセントを与えいい雰囲気なような気もします。ただ明るい色だとどうしても汚れが目立つので致し方ないのかなぁと実感します。


第2編成以降と50番台は後年になりリニューアル改装が行われています。
外装は前照灯のHID化、方向幕のカラーLED化。
内装は白青の配色から、白黒の配色に変わっています。同時に車内情報掲示板も設置され案内面もそこそこ充実しました。手すりはドア横のは黄色く着色され、足元には点字ブロックが付き、バリアフリー性も向上しました。
座席は青いバケット形状が取られたものに交換されました。その他に袖仕切り板の追加や貫通路扉の交換など全体的に印象がガラッと変わっています。
いずれもフレッシュな感じを与える、新型車両をイメージさせる程の変わり具合で、JR西の103系体質改善のような印象があります。
少々こちらの方が安っぽい感じですが(笑)

こういった更新メニューは10030型の更新にも採用されたようで、似たような車内の10030型も最近増えています。
手すりやつり革も当初から多めに設置されており、安全面に関しては気を抜かない、堅実性を感じる電車ではないかなと思います。


制御装置はAFE式主回路チョッパ制御と言われるものが使われており、当時の省電力・省排熱に貢献したようです。
加速の際のショックがなく、なめらかな加速が得られています。高速安定性も割と良好で、乗心地はいいです。
ただ定加速に鈍いためか、東急線などの高頻発路線でこの形式に乗るとやたら急ブレーキが多い気がします。(もしかしたら先入観による思い込みだけかもしれないですが。)

50番台はVVVFインバータが採用され、更に省電力に貢献したようです。
こちらも加速のショックがないので乗り心地的には良好です。30km/h程から非同期モードに切り替わり加速がグンと増して、80km/hほどで加速が鈍るといった感じです。


なお、9000系列は量産先行車の第一編成を除き、東武東上線⇔地下鉄副都心線⇔東急東横線⇔みなとみらい線 また地下鉄有楽町線との直通運転に対応しており、使用されています。