室戸3人組 初の全国CD


高知県室戸市佐喜浜町出身の3人組ロックバンド「PISTOL JAZZ(ピストルジャズ)」が11月、アルバム「pirates of jazz(パイレーツオブジャズ)」を初めて東京のレコード会社から全国発売する。

楽曲をインターネットで公開したり、自主制作CDをコンサートで配布したりする地道な活動を続けて7年。

初のCD発売に、メンバーは「やってきたことは間違いじゃなかった」と喜び合っている。

ギターの瀬戸崇生(たかお)さん(43)=室戸市浮津、ベースの森本正文さん(44)、ドラムの東野敦夫さん(44)=いずれも室戸市佐喜浜町=の3人。

2008年にバンドを結成し、荒々しいロックにジャズの要素を織り交ぜた自由な曲調で、歌詞はない。「室戸の海賊」をキャッチフレーズに活動してきた。

インターネットで音源を公開し、希望者にはデモCDとステッカーを無料で郵送してきた。これまでに世界24カ国、国内44都道府県のファンに送り、ライブ会場で配ったものと合わせると配布したCDは3千枚を超す。

ブラジルやカナダでは曲がラジオで流れ、ポルトガルのレコード会社は、無料でダウンロードできる音源を利用し、ミニアルバム3枚をネットで公表するなど、活動は世界に広がっている。

8月下旬、インディーズのレコード会社「ウルトラ・ヴァイヴ」(東京)から瀬戸さんに「音源を拝聴させていただきました。ばっちばちで衝撃的でした」とのメールが届き、CD発売を打診された。

3人は「すごいことやんか!」と喜び、9月にウルトラ・ヴァイヴと契約。これまでに発表していた9曲を収録するアルバムが11月11日に販売されることになった。

瀬戸さんは「田舎に住んでいても、ちゃんと音楽をやっていればCDを出せるってことを、若い人たちに分かってもらえたらうれしい」と話している。CDは2160円(税込み)で、ネットのほか、高知市内などのCD店でも購入できる。


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